【彼女は後宮で成り上がる~龍宮禁恋譚~】商業連載完結に寄せまして

 という訳で、初のオリジナル商業連載

『彼女は後宮で成り上がる~龍宮禁恋譚~』

無事に完結いたしました。

お付き合いいただきました方々に御礼申し上げます…!
初代担当様、引き継いでくださった現担当様にはひたすら感謝です。




最終巻がリリースされて、少し経ったのでそろそろ振り返り雑記してもよい頃合いかなと。
未購読も方もいると思うのであまりネタバレはいたしませんが。

感想・めっちゃ楽しかったです!!!

えっ?これだけ??

割と、これに尽きます…。

初代担当様とすり合わせながらも、かなり自分なりに自分好みを貫いて描かせて頂いたので結構思い残すところないです…(笑)。

企画の骨組みとしましては、初代担当様の「バチェラーものはどうか?」という提案が発端でして。
1人の男性を多くの女性が取り合うというアレですね。

企画自体はいいのですが、考えました。
諸事情で舞台を西洋系にするのは避けたく、かといって現代日本にするのもセレブのリアリティーに乏しくて(笑)自分の技術では企画を通せるレベルにするのは多分難しいと。
なのでほぼすかさず聞いてみました。

「中華風にしていいですか…?」
「あっ、いいですよー」

これだけで、中華風になりました(笑)。
中華風なら後宮での恋愛模様が良かろうと思い、そうなりました(自分の中で)。

中華ファンタジーが好きなくせに、後宮についてはイマイチの解像度だったので少し調べました。ドラマとかも観ました。本も買いました。

主人公含むライバルの后妃候補たちについては、八卦になぞらえて8名にしました。
八卦好きなんです。振り分けた意味もちゃんとあります。

四神や五行になぞらえた作品は、既に結構あるんですよね…(笑)。
だから初代担当様の言外から「減らせないか?」を感じましたけど(汗)、8名で押し切らせていただきました。本当にすみません。
序盤で候補2~3名振り落す予定だったので8名欲しかったのです。

連載が始まってからはとにかくしっかりとこの作品を終わらせることを目標として、無我夢中で駆け抜けました。

最終回の幕引きとしては、よくある
「これからも后妃選別は続いていく…! 完。」でもいいかな…
などとすこーしは、考えたりしましたが(笑)。

連載が始まる前から、最後の展開まではぼんやりと構想していたので
やはりきちんとこの物語を読者の皆さまへ出し切って締めくくるべきだなと。




初代担当様のリクエスト?をヒントにしたものを取り入れつつ、現担当様によって大変バランス構成の良いエピソードの最終回となりました。
お二人が担当でなかったら、あのエンディングにはなりませんでした。

おわりのテキストが「終竟」なのもこだわりです。
自分は中華風の作品の時のしめくくりではいつも「竟」を使っています。
(※過去の中華風オリジナル同人誌がある方は参照です…)





最終話「畢竟に至る物語」

『彼女は後宮で成り上がる~龍宮禁恋譚~』を見守ってくれた全ての方々へ、
この最終話をおくります。

もう少し上手くやれた部分ももちろんあったとは思いますが、これがその当時の自分の全力です!
感無量です。


教訓となったところ、反省するところもかなりあったので大変良い経験となりました。
引き続き、これからの商業活動に活かせていけたらと思います。


ここまでお読みいただきまして、本当にありがとうございました!