キノの旅・3 2003年制作

気が付くと6月下旬になっていました。
うっかり音沙汰のなくなるブログですんまそん。

さて、今回は表題の通り、
キノの旅・2003年制作アニメについての感想を書こうと思います。

ひとりごとのネタで特に書くことがないのでアニメ感想頼りになっております。
いつも通り大した考察や着眼点などはないので読み流してください。

さて、2017年に制作された新作と比較すると、2003年版は「旧作アニメ」と言えるかもしれませんが作品としての完成度はなかなか素晴らしいと思います。

キノの旅原作特有の異質感、雰囲気の具現化が最高。
国ごとに演出面も毎回趣向を凝らしてて、キノの旅の世界観・特異性を表現できていると思います。

ただ、新作版にもエピソードがある「大人の国」「コロシアム」「優しい国」はどうしても比較してしまうかな。

「エゴだよ…これはエゴだ」旧作では原作通りでしたが、新作の方は、ちょっと「エゴ」の部分について補足っぽいセリフになっていましたよね。
この付け足しについて要るか要らないかは個人差あると思います。うーん。

そして旧作では「コロシアム」は前後編になっていましたが、正直2話だと冗長気味だったかな…と。アニメオリジナルの人形劇とそれを見てるシズ様の苦悩が個人的にギャグでした(白目)。シズ様かわいそう。
王様をぶっころす理由を厚くするために、スラムの人とか王様周りのエピソードがオリジナルでモリモリでしたね。あと王様のアップがキツイ(白目)。

シズ様の出番はコロシアムのここだけしかないので、後腐れない感じで終わりました。やたら目立つゲストキャラみたいな扱い。シズ様の単独話も入れてほしかったけど、当時の原作の刊行範囲を考えたら仕方ないのかな。

そんな感じで正直、新旧でエピソードがかぶってる話は雑念が混じります。
言葉にするのが難しいのですが、私はアニメになるのは同じ話は一回だけでいいと考えてしまうのであまりリメイクとかリブートとかは好きではないのかもしれません。
スパイダーマンはサム・ライミ監督、トビー主演のシリーズしか好きではありません。
(唐突な趣味趣向の挟み込み)

師匠と弟子すらこのアニメシリーズでは登場しないので(お年を召したバージョンでしか出番がない)、全話通してキノちゃんの独壇場です。
個人的に好きな原作エピソードの話はどうアニメにしてくれたか楽しんで視聴しましたが、ぶっちゃけるとあんまり興味のない原作エピソードの話の時は1話視聴するのがしんどい時もありました。

メイン登場キャラも少ないのに全13話は贅沢だなぁとも思いました。
2017年制作こそ13話ほしかったぜ…。

またいつかアニメ企画が立ち上がる場合は、また「コロシアム」「大人の国」「優しい国」は選抜されるのでしょうか。
その都度新シリーズとして別制作会社で再制作されるのなら当然の原作必須名エピソードですが、三回目はもうさすがに…。
と、個人的には考えてしまいます。個人的な感想なのであしからず。

旧作のアニメ感想なのに、新作のアニメ展開も含めたヘンな主観が混じった感想文になってしまいました。やっぱり雑念が混じるね。

面白かったのどうなの?って言われるとアニメの雰囲気は最高、キノちゃんのサバサバした口調と滑舌が微妙なところがかわいい、エルメスとキノはこっちの方が好きかも、OPEDもこっちの方がよく聴いたから印象に残ってる、話の良し悪しは山谷、って感じです。

それでは今回もひとりごとにお付き合いいただきありがとうございました。