ブギーポップは笑わない・2

たった1回、通しでざっと観ただけなので、感想はとっても軽いです、ハイ。
深みのある考察などとは無縁なのでご了承ください。

さて前回のアニメは、原作の内容を忠実にアニメ化したものではないので
「原作小説のアニメ化」というだけで観たいと思っていました。

原作でいうと「ブギーポップは笑わない」「VSイマジネーター」「夜明けのブギーポップ」「歪曲王」の順番で構成されていました。全18話です。
歪曲王がラストなの分かってるなぁスタッフ!

自分は割と盲目な読者なので、作画崩壊してなくて演出が稚拙でなくて映像がきれいでキャラ崩壊してなくてブギーポップがブギーポップなら文句ありません。
ちなみにオープニングもエンディングも文句ナシなら更に倍率ドンです。

結果、文句はありませんでした。
DVDはたったの全5巻なので真面目に購入検討しております。

原作小説の大筋は覚えているけれど、細かい所は(あんなに初期作は読み返したのに)うろ覚えだったので割と新鮮に視聴してました。

ブギーポップのシルエットがほぼ(原作小説の表現通りなんだけど)筒なのが良かったです。
ほぼマントの中身は見えないんだけど、歪曲王でゾーラギとのアクションの時に丸見えになるのがメリハリがあっていいですね。ブギーポップはパンチラしません。

スポルディングのバックは出ませんでしたね…。
スポルディングでなくてもいいのに「謎の持ち運びカバン」を出さなかったのはブギーポップを現出をミステリアスにしたかったのかしら。
個人的にあの衣装を持ち運びしてるのがジワジワ笑えるのですが。というか今更だけど、原作ではどうやって用意したものなんだろう。ブギーお手製なのかしら。

あと、竹田くんとの身長差はいいですね(謎)
アニメオリジナルで、(最終話だからかな)歪曲王のラストで藤花ちゃんと合流できるのは優しいなぁと思いました。あと、こっそりとブギーが「出てる」のに気が付いてたり。

原作ではなかなかこの二人(ブギーと竹田くん)再会してないから、そこがいいんじゃないか!という人もいると思いますが。

演出面では(小説なので仕方ないですが)キャラが突っ立って喋ってる場面が多いので、カット割りやら構図やら陰影やら試行錯誤してる跡が感じられました。
あと遠目の静止画で顔も見えないキャラが遠くで喋ってるのは力業だなぁとも思いました。

それでも、キャラが延々と状況分析や説明ばかり喋る場面が多いので、この作品が好きじゃないと視聴がしんどいと思う人もいるかも。
世界観と雰囲気はうまく確立できていると思うので、各話23分がとても濃厚でした。

ブギーポップの声はとても良かったです。
ちょっと軽口の時と死神モードの時とちゃんと雰囲気が違うし、籐花ちゃんの時のフッツーの女子っぷりよ…。
ブギーポップの声が悠木碧さんで再生されるようになったもの。
しかし、これが後に別の弊害をもたらすのですが(※別のアニメ感想参照)

基本的にブギーポップが動いていれば満足なので、浅い感想ですみません。
気になったら小説を読んでみて、アニメ第1話観て合うかどうかお試しください。

個人的にフォルテッシモが出てくるエンブリオをアニメ化してほしいですが、そんな日はくるのでしょうか。